黒糖とハナ
最近の話。
ハナとショッピングセンター(デパート?)に行った時のお話です。
3階で沖縄物産展をやっていたので入ってみることにしました。
物産展とはいってもワゴンやなんかに乾物やお菓子などを並べてるのがほとんどで、
たいした広さもありません。
あまり興味が無かったので、目の前でハナが黒糖の量り売りのおじさんに試食を勧められているのを眺めていました。
オッサン「おねーちゃん本場の黒糖食べてみてよ!」
ハナ「あっ食っていいすか?すんませんっ」
なぜ『敬語=体育会系なしゃべり方』なのか?
いつも気になっていたけど、めんどくさいので毎回あえてつっこまない。
ハナがおっさんから黒糖の塊を受け取り食べた。
おっさんはすぐに私にも食えと勧めてきたので私もいただいた。
ハナ「うま~~い!味が濃いっすね~!」
ヨリコ「その辺のと味が違うね~」
オッサン「本場だからね~!旨味があるでしょ?」
ハナ「うん!黒糖の味がする!!」
おっさんと私は一瞬顔を見合わせた。
オッサン「・・・黒糖だからね。」
ハナ「えっ?あっ!黒糖ですか!!黒砂糖かと思った!!Σ(゚д゚;)」
オッサン「・・・・同じだよー」
ヨリコ「・・・・・・・・」
明らかにおっさんの目は『なんだこのアホな女は?!』っていってました。
なんともいえない空気になってきたので、私は他の商品に気をとられたそぶりをしながらその場を離れた。
でもハナもちゃんと着いてきた。
ハナ「あ~~恥ずかしかった!」
ヨリコ「こっちがビックリだっつーのwおじさんも『えっ?』って顔してたよ~」
ハナ「してたしてたw でもさ~黒糖と黒砂糖ってどう違うんだろうね~」
分かってない・・・(;´Д`)
2度目の家出
1度目の家出からそう経ってないある日・・・。
急にハナから電話が来た。
ハナ「今から時間あるから遊ぼう」
ハナがぷく教に戻ってからは手紙と電話でしか連絡をとれませんでした。
なので、久しぶりに会ってゆっくり話せる!と嬉しくなりすぐにOKした。
ハナはこの時自転車で出ると言いました。
なので私も自転車で出て、うちとハナの住む事務所の間で待ち合わせをすることにしました。
ヨリコ「間ってどこだろうね?河●町辺りかな?」
ハナ「う~ん・・・よく分からないなー。でもヨリコさんの家までは分かるから、お互い同じ道を行けば絶対会えるよね!」
ヨリコ「だね!バスルートで行けばハナ覚えてるもんね。もし会えなかった時はどうする?」
ハナ「あっあたし今携帯持ってるからかけて」
ヨリコ「わかったー。公衆電話からかける」
こうしてハナと久々に会って話せる事になった。
駅前に2人で用事がある店があったので、そっち方面から来るハナより私のほうが早く出ることにした。
うち→→→河○町→→→駅→ハナのいる事務所
大体こんな感じ。
うちから駅までは車で20分くらい。
自転車ではいけなくはないけどあまり行こうと思わない距離です。
ハナのいる事務所から駅までは1キロくらい。
家を出て30分後・・・河●町到着。
ヨリコ(まだきてないかー・・こっからは上り坂ばっかりなんだよな(-_-;) )
さらに30分後・・・
駅に着いちゃったよ~~~~(゚Д゚;)
すぐに公衆電話を探してハナの携帯にかけてみた。
しばらくコールしてからハナが出る。
ヨリコ「あのさ~もしかして行き違っちゃったかな?仙台駅に着いちゃったんだよね~」
ハナ「え?!!もう着いたの?」
ヨリコ「・・・うん」
ハナ「ごめーーん!今出たばっかりだよっあっはっはっ!」
やっぱりそうきましたか・・・・・(ノД`;)
ハナのいる事務所からは駅はそう遠くはないので10~15分ほどでハナが到着した。
ハナ「ごめんね~ちょっとなかなか出れる雰囲気にならなくて。でももう大丈夫!みんなの目盗んで出てきたから」
そういいながら目的の店を目指して歩いた(と言っても歩いて数分)。
しばらく駅前の店を2人でブラブラしていると日が傾き始めた。
久しぶりに会ったので話は尽きない。
ハナも久しぶりの外界との接触だったので名残惜しくなったのか、
ハナ「少し送ってくよ~」
と言い出した。
自転車を押したり乗ったりしながらまた話をするうちに、坂の始まり辺りまできた。
ヨリコ「ここから先は帰り上りでひどいよー。もういいから帰りな~」
ハナ「う~ん・・まだ大丈夫。」
そう言ってまた着いてきた。
私も暗くなった帰り道、1人よりは2人で楽しく帰ったほうが楽しいので、何も言わずまた談笑を始める。
坂は下り坂になってるので河●町まで一気にきてしまった。
ヨリコ「ハナ~もうやばいでしょ?帰らないと。」
ハナ「いいよいいよ!どうせいつ帰っても何か言われるから近くまで送るよ」
そう言って結局ハナはうちの前まで着いてきた。
時間は8時くらい。
ヨリコ「もういつ帰ってもいいならご飯食べて行きなよ~」
ハナ「えっ!いいの?」
ご飯を食べて部屋で尽きない話。
親も弟達も久しぶりに見るハナを歓迎して、ハナも今までの事を話した。
ハナ帰る気配を見せません(〃゚д゚;A アセアセ・・・
ヨリコ「ハナ~もう夜中だけどどうするの?」
ハナ「たぶんみんな寝ちゃって帰っても鍵かかって入れないから朝方帰るわ」
ヨリコ(私朝からバイトあるんだけどなぁ・・・(;´Д`) )
ハナ「あっ大丈夫大丈夫!座布団 これで横になるから(≧▽≦) 」
そんな事で朝まで結局眠れませんでした・・・。・゚・(ノε`)・゚・。
まぶしい朝日の中、出勤と同時にハナが帰宅。
ヨリコ「また出れるときは連絡してね!」
ハナ「うん。また連絡するね~」
お互い「またね~」と言い合って別れ、私は仕事に向かいました。
数時間後朦朧とする意識でバイトを終え帰宅。
さすがに眠いので夕飯まで眠る事にしました。
5時頃・・・
コンコン
母「あら?!ハーさんどうしたの?」
え?!!ハナまた遊びに来たのか?!!
急いで玄関に行くと・・・・
ハナ「来ちゃった(´▽`)」
ヨリコ「え?!どうしたの?」
ハナ「実はあの後帰りたくなくて、適当にあちこちブラブラしたんだ・・。」
家族「えっ・・・・・・」
ハナ「それで公園があったからベンチに座ってたら眠くなって、そのままベンチに横になって寝ちゃった」
そう話すハナの腕と顔は赤黒く日焼けをし、メガネの部分だけ白くなっていた。
母「ハーさん・・・あんたそれ痛いでしょ?冷やしなさい」
ハナは冷水に浸したタオルを受け取って顔を押さえた。
母「そんなに帰りたくないならまたここにいてもいいんだよ?」
ハナは声を詰まらせながら
ハナ「もう・・帰りたくないです・・・・。」
この日からまたハナはうちで暮らすようになりました。
一人目の彼氏S
ハナが恋愛に目覚めたのは、22歳(か、23歳)の時。
私が彼氏と付き合い始めてハナをかまってあげる時間が減りました。
なので、ハナもかまってくれる人が欲しくなったのか、周りに触発されたのか、彼氏が欲しいともらすようになりました。
ちょうど彼氏の同級生に『彼女いない暦=年齢』の恋愛初心者君がいたので、お付き合い未経験のハナにはちょうどいいということで紹介する事になりました。
まずはみんなで紹介がてら飲み会だ!
という事で居酒屋で、2人を混ぜた8人で飲み会。
8人中6人は全てカップルw(カップルって死語?w)
少し緊張していた2人でしたが、ハナに異変が!!
ガコーンッ!!ガコーンッ!!
Σ(゚□゚)(゚□゚*)(゚д゚;) ('◇'*)
みんなの目線がハナに。
ハナ「あはははw楽しい楽しい!!」
窓際に並べて飾られた日本酒の空箱を持って、テーブルの端に打ち付けています・・・。
友達♀「ちょ、ちょっと・・ハーさんおかしいよ?!」
ヨリコ「・・・・・ごめん。あの人お酒弱くて・・しかも酔うとからむんだわ(-_-;)」
友達♂「おいおいwハーさん大丈夫か?それ戻しとけよー店員に怒られるぞ」
友達♀2「じゃあさ~S(ハナに紹介する男)の隣にハーさん置いとこうよ」
友達♀2の提案にみんな賛成して、ハナはSの隣に移動。
もちろんハナはオヤジばりにSにからんでます。
Sはまだ緊張しているのか、ハナをチラッチラッと見てはにかんでいます。
ハナはお構い無しに「はい、あ~んv」と、彼女気取りでSに食べさせてあげたりしていた。
紹介前にSの事を詳しく話していた時から、かなり乗り気だったので積極的なのだと思った。
私もしばらくして酔いがまわり、まどろっこしくなってSに問い詰めた。
ヨリコ「ねぇS、ハナどう?かわいいでしょ?付き合ってみない??」
S「う~~~ん・・・」
ヨリコ「ハナは好みじゃないか~・・」
S「いやいや!!むしろかわいい」
ハナ「じゃあつきあえよ~~」
あんたが言うなよーヽ(´o`; オイオイ
こうして2日後に無事Sから告白されて、ハナはSと付き合う事になりました。
しかし!!
何故か3度目のデート後から、デートのたびにハナから私にお呼びがかかるのです・・・(;´Д`A
しかもハナはこの時遠い港町に住んでいたのですが、ハナを送るSの車に必ず乗せられ
ハナを送った後、Sと地元に戻るために100キロほど深夜ドライブ。
あまりにもSが不憫に思ったので、ハナに理由を聞いてみた。
ヨリコ「デートなのになんでいつも呼ぶのさ?」
ハナ「ごめんね・・・でも2人きりになるの怖くて・・」
初心者らしいかわいい返答。
ヨリコ「でもさ~恋人同士なんだし、ハナから好き好き言ったんだから覚悟決めなきゃいかんよw」
ハナ「・・・うん・・。でも会ってすぐホテル行きたがるし、赤信号になるとこっちずーっと見つめてるんだよね・・・。なんか気持ち悪くて」
ァ '`,、'`,、'`,、'`,、(´▽`) '`,、'`,、'`,、'`,、'`,、
ヨリコ「それはやだね~イヤだって言うんでしょ?」
ハナ「うん、言うけどその後ずっと落ち込んでるんだよ」
ヨリコ「あ~かなりうざいね。」
ハナ「でしょー?だから2人でいるのイヤなんだよー」
ヨリコ「でも好きなんでしょー?多少は我慢しなきゃ」
ハナ「う~ん・・・ぶっちゃけあの飲み会の時さ~、好きってその場の雰囲気で言っちゃったんだよね~(^▽^;)」
はぁ????!!!(゚Д゚;)
そ、それは・・・・
ヨリコ「って事は好きじゃないの?」
ハナ「うん、好きとは違う感じがする・・う~ん・・友達?」
それはSがかわいそうだろ~~~・゚・(ノД`;)・゚・
つーか、みんなで付き合えってはやし立てたのも悪いが、いまさら返品はねーだろ!!
その後3ヶ月も続かずハナから別れ話を切り出し、クリスマスを前に2人は別れました。
Sにも悪いところは多々ありましたが、ようはハナがSを友達以上には見れないって事でした・・。
それからSは風俗とキャバクラ通いにハマっていまだに素人童貞なんだそうです・・・。
ピロコ
ハナの愛車『ピロコ』はホンダのライフ。
4年位前に、友達(マサオ)の友達(ユウスケ)が働く中古車販売店から買った車だ。
4年前・・・
ハナ「もう一目惚れしちゃった~!!店の人もかなり買いだって言うしね~」
興奮気味にハナが電話してきて、愛車になる車について語った。
でも、私はなんか嫌な予感がしていた。
まずユウスケがかなり食えない相手だったからです。
ユウスケとうちの旦那とマサオは小学校からの同級生です。
小学校から中学と友達で高校生になった時、彼は好きな子(Rちゃん)ができたんだそうです。
でも一緒に遊んでるうちに、うちの旦那もその子が好きになりライバル同士に・・・。
ユウスケはかなりしつこくRちゃんにせまったみたいで、Rちゃんはうちの旦那にその事を相談。
相談するうちにRちゃんは旦那に好意を持ち始めて、2人は付き合うことになったそうです。
だけどユウスケは激怒!!
まあ好きだったから友達に取られれば悔しいわな・・(;´Д`A ```
その気持ちは分からないでもない。
でもユウスケ今でも根に持って「あいつは性格が悪い」と言いふらしてるんだって(-ω-;)
しかも女を取ったとか言ってるらしい・・・。
執念深い男だなぁw
あと食えないと思ったのが、ハナは車を買うときフリーでした。
なのでマサオがユウスケの同僚のY君を紹介したそうです。
Yは見た目はあんまりかっこよくないけど、まじめで車の好きな好青年でした。
ユウスケとYは会社が一緒という事もありかなりの仲良し。
なのにハナに・・・
「あいつやめて俺と付き合ってよ」
と、かなりしつこく言ってきたそうです。
もう最悪な男ですね(`Д´)
まあそんなこんなしてるうちに、車が決まったわけです・・。
ハナ「車来たら見にくる~?」
ヨリコ「うん、見る見る~~!」
なんて電話で話した数日後・・・
私と彼氏(今の旦那)が車でハナの家の辺りにちょうどいたのでハナに電話をした。
ハナは近くのブック○フにいた。
ヨリコ「んじゃ今から行くから駐車場で待ってて~」
ハナ「わかった~」
と会話をして電話を切り、ブッ○オフに向かった。
時刻はすでに夜の10時。
閉店前のブック○フの駐車場はガランとしている。
ヨリコ「ライフって言ってたよ~」
ダンナ「・・・・・・・・あれじゃない?」
隣に車を止めると運転席から手を振るハナ。
私は目があまりよくないので、車から降りてハナの車に近寄った。
ヤンキー車~~?!ガ━━(゚Д゚;)━━ン!
白い車体は光の反射でピンクに光り、フルエアロに太いマフラー。
低い車体に太いタイヤ・・・。
これでミラーにハイビスカス飾って、キティーちゃん飾って豹柄にしたら完璧(≧ω≦)b
初心者が乗る車じゃないよ・・・。
しかもあなた免許ギリギリ取れた腕前でしたよね?
その数日後、一時不停止で早くも減点され、翌年2回の追突事故。
障害物にぶつけたのは星の数。
買って半年後には前のエアロ死亡。
去年はナンバープレートまで盗まれましたw
そんなかわいそうなピロコですが、最近分かった事があります。
ガタガタでひびが入ったエアロを取りに、ハナと彼氏が整備工場に行ったそうです。
そこの整備士さんからの第一声。
「これ事故車ですね・・」
えっ・・・・・!?(´Д`|||) (゚ロ゚;)
整備士いわく、それはハナの追突事故なんかとは比べようも無いくらいの事故の形跡で溶接やボルトの位置もおかしいし、ハンドルの軸(?)もイカレていて、まっすぐ走っても右によるはずだよと言われた。
ハナは車を購入してすぐ、うちの旦那や友達にハンドルおかしいと言われていたので、購入した店に電話をしておかしいことを伝えた。
その時、
「ああ・・それはエアロ付いてるからだよ~」
とあっさり言われたらしい。
整備士はハハッっと笑って・・
「騙されましたね・・・詐欺ですよ。買って1年くらいなら完璧に返品できるくらいひどいです」
と言ったそうです。
ちなみに修理費用は最低限の直しで30万。
オイルも漏れそうなので7月の車検は通さず、新しい車を買う事をお勧めします。
と言われて帰ってきた。
ハナ「もう頭の中真っ白になっちゃったよ~(ノД`;)」
って言ってるけど、この車で何回頭の中真っ白にさせられたんだろうとちょっと思ったw
上記の事故やナンバープレートのほかにも、鍵の閉じ込み、電気つけっぱでバッテリーあげ、雨の日に後ろの窓全開、シートに湿気取りの水こぼし・・・・あっw最近じゃ腐敗臭してたね(´д`)
ある意味よく4年も走ったなぁと思うのは私だけ?ヾ(;´▽`A``
先生と信者の生活
一度家出をしたハナは軟禁状態だったので、前回の家出以来ハナと会うことはありませんでした。
でも月に一~二回やり取りしている手紙と、夜遅くにコッソリとかかってくる電話で「普通に遊びたい」「誰も信用できない」としきりに言うようになってきました。
ぷくぷく教では、基本的に自由はありません。
仕事を手伝わされてるハナは仕事場の事務所で寝泊まりさせられ、たまにぷくぷく様の家に帰って荷物を持って、また次の朝に事務所にぷく様と行く、という生活です。
ぷく様の自宅に荷物を取りに行くのも、ぷく様にお伺いたててからしか許されません。
事務所では主に伝票整理や銀行回りをしていたみたいです。
午前に銀行に支払いや振り込みをして、午後からは伝票整理など。
その合間に先生とのコミュニケーション。
家出中に髪の毛も伸ばして、眼鏡もフレーム無しにして、やっと女の子らしくなった
ハナだったけど、帰ってすぐにぷく様に「短くしなさい」と言われてまた短く切られた。
最近になってハナが「ぷく様は他人の幸せやオシャレが許せないらしい。
人のオシャレには敏感に反応して執着したし、人の幸せをぶち壊す事ばっかり言ってた」と言っていた。
前にハナから聞いた話にもそんなような事を臭わせる話がある。
ハナの兄が彼女をぷく様に会わせたら、彼女のいる前で「あなた達は合わないから別れなさい」と言ったという。
兄は激怒したけど、結局その後別れてしまったらしい。
きっとハナの両親も、ぷく様の言うとおりにしろと兄に言ったのだと思う。
兄はそれから県外の大学に行き、新しい彼女を追って広島で就職して幸せに暮らしている。
あと、信者でぷく様の右腕の猪山。
彼女は見た目40才くらい。有名時計メーカーでバリバリの(死語だなw)キャリアウーマンだったらしい。
だけど独り身で毎日満たされない何かがあったとかで、ぷく先生に会って何かがはじけたらしいです。
会社も辞めてぷく様のお世話役に成り下がりました。ただのアホですね。
しかもぷく様に、「全てを捨ててみなさい」とかなんとかうまい事言われて、私財投げうって
安いアパートにポツンと一人暮しさせられ、バイトさせて食べ物にも困るような生活をさせた。
だけど猪山は、「毎日働いてクタクタになって眠るのがこんなに幸せなんて思わなかった!!」
「お金なんてなくても、先生のところに行けば仲間も温かいご飯もある」
とか言って喜んで働いていたらしい。
だから今も微々たる小遣いもらって、先生の仕事を手伝ったり(先生は口を出すだけ)車の運転手になったりしている。
そしてハナの両親も同じ事をさせられている。
会社で地位もあった父親は仕事を辞め、ぷく様が会長となって、辞めた会社で培った技術と人間関係が活かせる工場を作り、現在借金7000万(ハナ父名義。立ち上げ当初は借金1億)。
母親は父親とは別居させられ、寮付きの老人ホームで働かせられたり、住み込みでとんかつ屋で働いたりしていた。
でも基本的にハナ母とハナは似ていて、根性がないので何をさせても長続きしない。
なのでハナ母はぷく様の家の家政婦にさせられていた。
ハナ姉も県外の大学を卒業してしばらくはその土地で暮らしていたが、姉もハナ気質なので挫折してぷく様の会社の事務員になった。
事務と家政婦のハナ母とハナ姉は、しょっちゅうぷく様に急に怒られ「最近たるんでるから外に出て働いてきなさい!」と言われて、出稼ぎに出されたみたいです。
話がそれた…。
オシャレは先生の与えた物のみでなくてはいけないみたいです。
アクセサリーも、先生から御力を入れてもらった物を身につけるらしい。
ハナが趣味の悪い指輪をいつもつけてたのも、これでなっとく。
家出中にハナが買ったネックレスも、気がついたぷく様に捨てられたと悲しそうに言っていました。
ぷく様の基本のおしえは、『自分は我慢して人に与える』なんだそうです(これはハナ母が言ってた)。
たとえば1つパンを持っていて、自分はお腹がすいてても周りの人がお腹がすいてたら
自分は我慢してそれをあげるんだそうです。
そうする事によって悟りが開けるらしい。
でも自分は贅沢して服やらアクセサリー買ったり、旅行に行けば高い旅館やらホテルに泊まったりしてて、他人には我慢しろってオカシイだろー。
しかも自分の子供は生まれながらに力を持ってるからって贅沢三昧。
子供の世話は信者任せってどうなんですか?先生・・・。
アメブロ登龍門
こんなのあったんだね~!!
しかも3月登録者が対象者。
スツールもかわいいし・・・・。いいな・・欲しいな・・・。
でも優勝する人のブログって1日何人来るんだろう。
日に100人も200人もくるんだろうか・・?
いいね~なんかうちがそんなブログだったらって妄想しただけで嬉しくなるね。
寝て待つよりトラックバックでもして少しでも可能性広げてみるかな♪
ぷくぷく先生の本
ハナがぷくぷく教のもとに帰って数日・・・
(詳しくは急な家出の続きをご覧下さい)
ぷく先生から御手紙が届きました。
内容は「ハナがお世話になった。家出したこの期間で彼女は成長した。
最近の彼女はイキイキしてるなど・・」
それはもう、墨を磨って筆で書いたと思われる長い半紙に、
達筆などデカイ文字で縦書きで書かれておりました。
最後は天照大神とちゃ~~んと書いてありましたw( ´艸`)ムププ
しかも昔っぽいハンコまで押してあって、かなりの徹底ぶり!
ほんと時代劇に出てくるような書状ですよ。
ほかには現金3万円。
ハナがお世話になった期間のハナの生活費だそうです。
しかも最初うちの母は電話で「何ですかこのお金は」とハナの母に言ったら、
「それはただのお金じゃないんです。先生のお力が入ったお金で、とてもありがたいものなんです。先生のご意思で送られたお金ですから返されると困るんです。」
と言ってた。
気が狂ってるとしか言いようが無いですね・・・。
そして、先生の御本!!
タイトルは忘れてしまったのですが、「我が愛の生活」とかそんな感じだったような気がする・・・。(もちろん自費出版です)
中を見てみると、先生のサインが!!!!!
また達筆な文字とハンコ。
母がパタンッと閉じると、
「なんか気分悪きなってきた・・」
と、一緒に見ていた弟Kに渡した。
Kは笑いながらしばらく見ていたが、飽きるとその辺に投げ捨てバイトへ行ってしまった。
それを待ってました!と私が拾い、部屋でゆっくり読んでみる。
母が明日のゴミに出すというのでさらっと読む。
まずは照美先生の生まれから書いてありました・・・
「わたくしの生まれは岩手の○○という所です。自然に囲まれたこの土地で
わたくしはのびのびと育ちました。」
ぷく先生は父親を早くに亡くし、ぷく様の母は大変苦労してぷく様を育てたそうです。
そこまではまあ普通で、そんな本にするようなことじゃないだろ!と思いながら見てました。
全体的に自分は人より勘がよく要領もいいとかいう『自分マンセー』な内容。
が、旦那と出会った後のが強烈でした・・・。
激しく愛し合いだとか、なんかすごい寒いポエムがたくさん!!
子供を愛の結晶と書いたりしてかなりイタイ・・。
ポエムはなんていうか、う~~ん・・・どんな文かはおおよそでしか覚えてないけど、こんな感じでした。
幸せ
こんなたくさんの愛に囲まれて私はなんて幸せなんでしょう
かわいい子供たちとあなたの愛があるから
いつも私の心は愛が満ちています
とか、こんな感じのが見開きや1ページ丸々ドーン!と載っていました。
あと1ページ丸々『愛』と書いてあったページもあった。
そこまで読んだところで私は挫折・・・。
次の日ゴミに出されました。
後から聞いた話ですが、その本は、信者にあちこちの本屋に行かせ
店主に置いてくれるよう頼ませてたらしいです。
しかも購入者がいたら、その人の名前や電話番号を聞いてくれと、店主に頼んでたとか・・・。
今あるか分かりませんが、承諾してくれた本屋があるってハナが言ってました。
今もあるなら買いたいな~w
本に出てきた先生の愛する旦那様ですが、糖尿病で亡くなったそうです。
しかも亡くなってからより御力が増したようで、一段とおかしな発言が多くなっていったそうです。
自分の御力で旦那治せばいいのに・・・・。
どうしても言いたい
使いづらいです・・・。
改行にShiftキーとEnterキーが必要ならそうと早く言ってくれ!
というわけでどうしても文句言いたかったので、私のはけ口的テーマを作ってみました。
初心者には使い方くらい教えてくれ!!
改行するたびにタグ打つんだと思って、ちょっと鬱になったじゃないかよ~~!
はぁ、スッキリ!!ヽ(´▽`)ノ
急な家出の続き
スーツを持っての家出の後、ハナは仕事を始めました。
近所のスーパーでの品出し作業です。
毎朝8時に出勤して3時頃帰ってきます。
私の部屋は4畳半しかなかったので、2人で寝るのがいっぱいいっぱい、
ひとつきもそこで一緒に居ると、私はちょっと窮屈になってきました。
でもハナの事は好きだし、力になりたいからここは我慢をしなくちゃいけない・・。
そのストレスのはけ口が、高校の時からの友達と小学校の時からの親友Yになり、遊ぶ時や電話でハナとの生活の愚痴が出てしまったのです。
ハナと生活を始めてみると、ハナのだらしない性格とずうずうしさがどんどん出てきました。
まず、『お金を貯める気があまり無い』。
これは最強におかしいことだと思う。
うちの母は生活費は入れなくていいから、自立できるように最低30万は貯めなさいとハナに言いました。
しかし、ハナは月3万しか貯金しないのです。
あとの4,5万はお小遣い・・・・。
これではうちで養って、下着や服、メガネまで買ってあげているうちの母の親切の上にあぐらをかいている状態。
そして『家にいても何もしない』。
母が作ったご飯を食べ、テレビを見て、お風呂に入って寝て、朝起きてご飯を食べて仕事に行く。
普通の生活ですが、あとの時間は遊びに行ってるかうちの母が買ってあげた漫画道具にイラストをかいたり漫画を読んだり・・・。
そして全部に共通しますが、『遠慮がなさすぎる』。
私はちょっと持病があって長時間働けないのでバイト代もそんなになく、
家もそんなに裕福ではなかったので、お小遣いなんかもらえるはずもなく、
少しのお金でいろいろやりくりしてました。
でもそんな私の靴を履き潰し、化粧品もなくなるまで使い、なくなると自分の小遣いで自分の化粧品や靴を買うのです(。´Д⊂)
ほんと漫画買う金あるなら貯金しろよって毎日思ってました・・。
そんな私をかわいそうだと思った友達が、ある時余計な事をしてくれたんです。
まあ私がぐちぐち言ってたのが悪いんだけど・・・。
高校の卒業アルバムからなのか分かりませんが、ぷくぷく様の家の電話番号をゲットして、「友達がメーワクしてるから連れて帰れ!」と電話してしまったのです・・・|||(-_-;)||||||(これは後になって友達から聞いた)
もちろん私やハナは何も知らず普通にその日も仕事に行きました。
でもハナが帰ってこない・・・・。
夜になってハナから電話が。
ハナ「ごめんね・・・先生のところに誰かが電話であたしの居所をおしえたみたい。先生が迎えに来たの。私の居るべきところはやっぱり先生の所だから。」
(゚ロ゚;)エェッ~~~~~!?
うちの家族もビックリ!!
それからうちにぷくぷく先生から、達筆な江戸時代のような巻き手紙と3万円と自費出版した本が送られてきました。
怒り狂った母親は速攻手紙をしたため送り返しました。
本だけはコッソリ読んでから(゚Д゚=)ノ⌒゚
この本もすばらしく面白い!!でも長くなるので後日話します。
それから数日してハナから隠れて電話がきたり、私も仮名で手紙を書いたりしてしていましたが、専門学校も退学して本格的にぷく様の仕事の手伝いをさせられていました。
でもハナはまたもや洗脳されていたようで、「帰ってよかった」「みんなが暖かく迎えてくれた」とか言ってました。
でももうシャバの生活を知ってしまったハナは、またすぐに戻ってくるのである・・・。
しかもまたもや急に!!!
つづく・・・・・
今日のハナ
本日楽天で買ったミルクジャムが届きました。
1瓶ハナにおすそ分けする約束だったので久しぶりにメールしました。
[以下『』はメール。「」は会話です。]
ヨリコ『久しぶり!今日ミルクジャム届いたよ~♪おすそ分けしようと思ってメールしました。てか、まだ引っ越してないよね?!』
ハナ『ごめんね~忙しくて(泣)明日荷物搬送するよ車3台で。その時いただきに寄ろうと思います。午後になるかな~』
と、順調にメールのやり取り。
ハナ『あっ!明日○○っぺ(ハナ限定のうちの旦那の愛称)休みか!そしたら今晩のほうがいいか?!どっちでもええよ~』
ヨリコ『明日は病院だから今日のほうがいいかな~。明日でも玄関に置いとくからいいよ。』
ハナ『明日早いから受け取ったらさくさく帰ることになるよ・・。やる事やって落ち着いたら行くね~』
最後はちょっとかみ合わない感はあったものの、無事約束はまとめられました!
ハナとの約束をメールのみでまとめるのは、普通の人との約束の数倍の文字のやり取りが必要になります。
それが複雑な時間や場所など入り混じった約束になるとメールでは理解できないのです。
PM8時過ぎ・・・
ハナ『ごめ~ん!遅くなった!!今から向かいます』
この"遅くなった"も時間の約束は一切ないので彼女の脳内で「遅れた」と作り出されたものだろう・・。
1時間後・・・(これもおかしい話。1時間あれば県外に抜けられます)
ピンポ~ン
ハナ「ごめんね!遅れて~。あのね、これマンガと借りてたやつとか・・」
ヨリコ「あ~はいはい。ありがと~」
ハナ「あとこれオヤツ~食べて(^-^)」
ヨリコ「何々??あ~!お菓子だ~ありがとう(´▽`)」
ヨリコ「コレ。例のジャムとジャンプとマガジンね!」
ハナ「お~~ありがと!あとこれ・・・」
ハナがガサガサと買い物の半透明なナイロン袋から何かが入ったビニールを出した。
うわぁ~~!嫌な予感・・(;´Д`)
ハナ「あのね~餃子作ったの・・作ったんだけど生姜とニンニクが入ってないから味気ないの・・。だからスープかなんかにして」
あれ?あら?まだ普通だ!!(゚Д゚;)
ヨリコ「おおっ!手作りだ~ありがとう」
ちゃんと冷凍もしてあるし日持ちもするな~っと思ってたら、ハナがまたガサガサしだした。
ハナ「あとね、なんかあまり物だけで申し訳ないんだけど・・魚。マスだけど塩してあるからこのまま焼いて食べて~」
あ~なんか引越し前の冷蔵庫の整理って感じだな・・(-_-;)
ヨリコ「うん、ありがとう(^-^;)」
ハナ「あとね~・・・あのね、恥ずかしいんだけどこれ作ったの。すき昆布の煮物」
ヨリコ「お~っすごいじゃん。主婦だねw」
ハナ「いやいや、味付けはいまいちかもしれないけど~~」
いやいやと手を顔の前で振って照れるハナ。
ハナ「でも一口二口しか入ってないのー!あっはっはっ!!そんなもんひとにやるなって感じだよね~!あはははっ・・・」
残飯処理~~~~?!!!!(゚д゚;)
もしかして私はハナにいじめられてるのか?!!
ふたくちくらい食えよ!!止めろよ彼氏!!!
いろんなツッコミが頭から湧いてくる。
そんな私を尻目にハナは、
ハナ「いらなかったら捨ててね~!ヽ( ´-`)ノ」
と言い残し帰って行きました。
帰った後、すき昆布の煮物の袋をよく見てみた。
実は渡された時は、おにぎり1個くらいの重量があった。
だから1,2口には見えなかったのだ。
うわっ煮汁ばっかりで具が浮いてるよ・・(ノ∀`;)