一人目の彼氏S
ハナが恋愛に目覚めたのは、22歳(か、23歳)の時。
私が彼氏と付き合い始めてハナをかまってあげる時間が減りました。
なので、ハナもかまってくれる人が欲しくなったのか、周りに触発されたのか、彼氏が欲しいともらすようになりました。
ちょうど彼氏の同級生に『彼女いない暦=年齢』の恋愛初心者君がいたので、お付き合い未経験のハナにはちょうどいいということで紹介する事になりました。
まずはみんなで紹介がてら飲み会だ!
という事で居酒屋で、2人を混ぜた8人で飲み会。
8人中6人は全てカップルw(カップルって死語?w)
少し緊張していた2人でしたが、ハナに異変が!!
ガコーンッ!!ガコーンッ!!
Σ(゚□゚)(゚□゚*)(゚д゚;) ('◇'*)
みんなの目線がハナに。
ハナ「あはははw楽しい楽しい!!」
窓際に並べて飾られた日本酒の空箱を持って、テーブルの端に打ち付けています・・・。
友達♀「ちょ、ちょっと・・ハーさんおかしいよ?!」
ヨリコ「・・・・・ごめん。あの人お酒弱くて・・しかも酔うとからむんだわ(-_-;)」
友達♂「おいおいwハーさん大丈夫か?それ戻しとけよー店員に怒られるぞ」
友達♀2「じゃあさ~S(ハナに紹介する男)の隣にハーさん置いとこうよ」
友達♀2の提案にみんな賛成して、ハナはSの隣に移動。
もちろんハナはオヤジばりにSにからんでます。
Sはまだ緊張しているのか、ハナをチラッチラッと見てはにかんでいます。
ハナはお構い無しに「はい、あ~んv」と、彼女気取りでSに食べさせてあげたりしていた。
紹介前にSの事を詳しく話していた時から、かなり乗り気だったので積極的なのだと思った。
私もしばらくして酔いがまわり、まどろっこしくなってSに問い詰めた。
ヨリコ「ねぇS、ハナどう?かわいいでしょ?付き合ってみない??」
S「う~~~ん・・・」
ヨリコ「ハナは好みじゃないか~・・」
S「いやいや!!むしろかわいい」
ハナ「じゃあつきあえよ~~」
あんたが言うなよーヽ(´o`; オイオイ
こうして2日後に無事Sから告白されて、ハナはSと付き合う事になりました。
しかし!!
何故か3度目のデート後から、デートのたびにハナから私にお呼びがかかるのです・・・(;´Д`A
しかもハナはこの時遠い港町に住んでいたのですが、ハナを送るSの車に必ず乗せられ
ハナを送った後、Sと地元に戻るために100キロほど深夜ドライブ。
あまりにもSが不憫に思ったので、ハナに理由を聞いてみた。
ヨリコ「デートなのになんでいつも呼ぶのさ?」
ハナ「ごめんね・・・でも2人きりになるの怖くて・・」
初心者らしいかわいい返答。
ヨリコ「でもさ~恋人同士なんだし、ハナから好き好き言ったんだから覚悟決めなきゃいかんよw」
ハナ「・・・うん・・。でも会ってすぐホテル行きたがるし、赤信号になるとこっちずーっと見つめてるんだよね・・・。なんか気持ち悪くて」
ァ '`,、'`,、'`,、'`,、(´▽`) '`,、'`,、'`,、'`,、'`,、
ヨリコ「それはやだね~イヤだって言うんでしょ?」
ハナ「うん、言うけどその後ずっと落ち込んでるんだよ」
ヨリコ「あ~かなりうざいね。」
ハナ「でしょー?だから2人でいるのイヤなんだよー」
ヨリコ「でも好きなんでしょー?多少は我慢しなきゃ」
ハナ「う~ん・・・ぶっちゃけあの飲み会の時さ~、好きってその場の雰囲気で言っちゃったんだよね~(^▽^;)」
はぁ????!!!(゚Д゚;)
そ、それは・・・・
ヨリコ「って事は好きじゃないの?」
ハナ「うん、好きとは違う感じがする・・う~ん・・友達?」
それはSがかわいそうだろ~~~・゚・(ノД`;)・゚・
つーか、みんなで付き合えってはやし立てたのも悪いが、いまさら返品はねーだろ!!
その後3ヶ月も続かずハナから別れ話を切り出し、クリスマスを前に2人は別れました。
Sにも悪いところは多々ありましたが、ようはハナがSを友達以上には見れないって事でした・・。
それからSは風俗とキャバクラ通いにハマっていまだに素人童貞なんだそうです・・・。