急な家出
週1,2回の我が家での息抜き。
プクプク教の目を盗んでの長電話。
もう親友の域までいった私達はなんでも話せるようになりました。
「その先生って人もおかしいよ」
私は何度も言ったけどハナは、
「でも登校拒否のとき救ってくれたのは先生だから、今はその恩返しだと思って我慢しなくちゃって思ってる」
と困ったような顔で言う。
登校拒否を救ってもらったからって自分の人生思うように生きられず、お金を稼げばとりあげられ、自由の無い生活をするのが恩返しなんておかしい!!
納得の行かない私は何度もハナに「おかしい」と言った。
そんな時、ハナがスーツを持ってうちに泊まりに来た。
(もちろん泊まりの言い訳も、専門学校の親睦会とか合宿だった)
ヨリコ「(゚Д゚)エッ?何それ?? 」
ハナ「・・・・明日、先生の個展があるから手伝いに行かなくちゃいけないんだ・・(´・ω・`)ショボーン」
ヨリコ「うわ~!また手伝いかよ!行きたくないなら行くなっ」
このように毎回学校休ませてまで手伝いさせたり、県外にも荷物持ちのために連れて行かれたりする。
そうすると元々やる気の無いハナはよけい勉強もついていけなくなり、その外見のせいで友達もできなくて、かなりつらい学校生活を強いられていた。
その日は時間に追われることなくハナとたくさん話し、ゲームをしたりコンビニに行ったり楽しく過ごした。
次の日・・・
ヨリコ「今日は何時まで帰ればいいの?」
ハナ「う~~ん・・・遅くても夕方までは行かなくちゃ」
ヨリコ「このまま帰らなけりゃいいじゃんw」
ハナ「あはははっ・・そんなわけいかないよ。前に家出した時もすぐ見つかったし、ヨリコさんの家の人にも迷惑かかるもん・・」
ヨリコ「いや、うちは全然平気だよ。うちの親も事情知ってるし、むしろうちに居て仕事しながら自立しなさいって言うよ」
ハナ「でもね~・・怖いんだよ」
そうこう言ってる間にバスの時間は近づく・・。
ハナはストッキングをはいたりスーツを出したり準備をし始めた。
だから私も説得はいつもしてたから、今日も普通に帰るんだな~と思っていた。
しかしハナがいつまでたっても帰るそぶりを見せない。
ハナ「あ~バス行っちゃったかな。次のバスで行くわ」
ヨリコ「え~~っと、次は20分後かな~」
ハナ「あ~帰りたくないな・・・」
ヨリコ「だから帰らなければいいじゃんw」
ハナ「そんなわけいかないよー」
こんな会話が続き、だんだん日も暮れ始めた頃・・
ハナ「今帰っても怒られるんだから帰らない!!」
Σ(゚Д゚;)エエーーッ!!なんつーいいわけだ!
結局ハナはその日、事務所に居ると思われる猪山に電話し
「花子です。もう帰りません!!」ガシャンッ!
とイタズラ電話のように一方的にまくし立てて切った。
これで1日分の下着とスーツのみ持っての家出完了である。
プクプク教の目を盗んでの長電話。
もう親友の域までいった私達はなんでも話せるようになりました。
「その先生って人もおかしいよ」
私は何度も言ったけどハナは、
「でも登校拒否のとき救ってくれたのは先生だから、今はその恩返しだと思って我慢しなくちゃって思ってる」
と困ったような顔で言う。
登校拒否を救ってもらったからって自分の人生思うように生きられず、お金を稼げばとりあげられ、自由の無い生活をするのが恩返しなんておかしい!!
納得の行かない私は何度もハナに「おかしい」と言った。
そんな時、ハナがスーツを持ってうちに泊まりに来た。
(もちろん泊まりの言い訳も、専門学校の親睦会とか合宿だった)
ヨリコ「(゚Д゚)エッ?何それ?? 」
ハナ「・・・・明日、先生の個展があるから手伝いに行かなくちゃいけないんだ・・(´・ω・`)ショボーン」
ヨリコ「うわ~!また手伝いかよ!行きたくないなら行くなっ」
このように毎回学校休ませてまで手伝いさせたり、県外にも荷物持ちのために連れて行かれたりする。
そうすると元々やる気の無いハナはよけい勉強もついていけなくなり、その外見のせいで友達もできなくて、かなりつらい学校生活を強いられていた。
その日は時間に追われることなくハナとたくさん話し、ゲームをしたりコンビニに行ったり楽しく過ごした。
次の日・・・
ヨリコ「今日は何時まで帰ればいいの?」
ハナ「う~~ん・・・遅くても夕方までは行かなくちゃ」
ヨリコ「このまま帰らなけりゃいいじゃんw」
ハナ「あはははっ・・そんなわけいかないよ。前に家出した時もすぐ見つかったし、ヨリコさんの家の人にも迷惑かかるもん・・」
ヨリコ「いや、うちは全然平気だよ。うちの親も事情知ってるし、むしろうちに居て仕事しながら自立しなさいって言うよ」
ハナ「でもね~・・怖いんだよ」
そうこう言ってる間にバスの時間は近づく・・。
ハナはストッキングをはいたりスーツを出したり準備をし始めた。
だから私も説得はいつもしてたから、今日も普通に帰るんだな~と思っていた。
しかしハナがいつまでたっても帰るそぶりを見せない。
ハナ「あ~バス行っちゃったかな。次のバスで行くわ」
ヨリコ「え~~っと、次は20分後かな~」
ハナ「あ~帰りたくないな・・・」
ヨリコ「だから帰らなければいいじゃんw」
ハナ「そんなわけいかないよー」
こんな会話が続き、だんだん日も暮れ始めた頃・・
ハナ「今帰っても怒られるんだから帰らない!!」
Σ(゚Д゚;)エエーーッ!!なんつーいいわけだ!
結局ハナはその日、事務所に居ると思われる猪山に電話し
「花子です。もう帰りません!!」ガシャンッ!
とイタズラ電話のように一方的にまくし立てて切った。
これで1日分の下着とスーツのみ持っての家出完了である。